大腸癌の闘病を支える健闘ブログ+病院英語

シンガポール人オットくんが大腸癌になりました。異国での治療に驚きあり、戸惑いあり。病院で使う英単語もシェアしたいと思います。

放射線科の受診からストーマ造設を決意

セカンドオピニオンの意見も含めて、人工肛門造設せずに放射線治療を始めたいと伝えました。

 

先生は、「人工肛門を先に造設してからの治療を強くお勧めします。ひとつは、腫瘍が大きくて放射線によって腫れた場合は腸閉塞になってしまう可能性がある、構造上の問題。二つめは、腫瘍の構造が画像上、腫瘍の周りが液体で包まれてます。放射線で腸を破ってしまう可能性があり、便が腹腔内に入ってしまう。その場合は腹膜炎を起こしてしまう可能性がある。

2つのことが起こった場合、途中で治療をやめて緊急手術しないといけないし、放射線治療の効果が出ない。医者によっては、人工肛門造設してからの治療でいとやりたくないという状態です。リスクを納得の上であれば、放射線治療を開始しますが、人工肛門造設を強くお勧めします」

 

オットくんは、「人工肛門を作らなゃいけないならば、先にやるか後にやるかの違いだ。じゃ、先にやります」と言いました。セカンドオピニオンを含めて諸医師の話から、人工肛門造設をする事実を受け入れつつあったのかもしれません。

 

(後から聞いたところ、お尻から汁が出てくる量が多くなってきていたそうです。オットくん自身もトイレに行く回数が増えていたことも、決意の理由になったのかも知れません。血液検査の結果で白血球が高くて、感染している可能性があるから、抗生物質を出されてました。)

 

人工肛門をつけるくらいなら死んだほうがいいと言っていたオットくんが、人工肛門を受容して治療をしていこうという前向きなって来たのには、ホッとしました。病気のショックや今後の不安やいろいろあったはずなのに、ひとりで乗り越えたんだと思うとハグしたくなりますね。

しっかり支援応援をしていこうと思いました。

 

その診察後は、放射線科医が外科医に連絡をしてくれて、その日に外科医の診察、手術前麻酔の診察、血液検査などをして、手術が5日後と決まりました。