大腸癌の闘病を支える健闘ブログ+病院英語

シンガポール人オットくんが大腸癌になりました。異国での治療に驚きあり、戸惑いあり。病院で使う英単語もシェアしたいと思います。

入院2回目の朝 また貧血で失神

前日は、7時ごろお粥、玉子焼き、白菜と鶏肉ミンチ団子夕飯に食べました。

そのあと、7時半ごろからピコプレップという名の粉薬2パック+水250ml、そのあと2リットルの水飲みました。

 

この薬は、腸管のぜん動運動を亢進させることで便などの内容物を肛門側に移動させ、合わせて水分が腸管内から体内に吸収されるのを阻害することにより、排便を促します。大腸内の便を排出し大腸内をきれいにする腸管洗浄剤として用いられます。

 

オットくん曰く、前回大腸鏡検査の前に飲んだニフレックという2リットルの塩っぱい薬より、ずいぶん飲みやすいそうです。

 

ニフレックと違い、飲んでから3-4時間くらい便意はなく、便意が来たのが夜の11時過ぎでした。

トイレ通いが始まり、夜中も何回か行ったみたいです。

 

入院が朝の6:45だったので、5:30から起きて準備しました。オットくんは朝弱いので、椅子に座ってボォーっとしていました。6時に家を出る前にトイレに行きました。トイレから出てすぐ、オットくんが倒れました(涙)「また倒れた....」と本人は言って、真白な顔でした。正直怖かったです。椅子に座っていた時から調子が悪かったのかも知れません。

 

聞けば、便と一緒に結構な出血をしたそうで、貧血が悪化したなと思いました。オットくんは、聞かないと何も言いません(涙)

 

入院予定の時間が刻々と近づき、オットくんは「もう行ける」行って立ち上がりますが、立つとフラフラで顔色は真っ白です。部屋から家の玄関に行くのも困難です。

 

病院に電話しました。

中華系の英語があまり喋れないナースを相手に、「貧血で失神して、今は動けないから遅れます」と伝えたところ「手術はキャンセルね」ってあっさり言われたので、「いやいや、そうではない。なんとかそちらに向かう気持ちはあるが遅れます」と伝えました。「そんなんじゃ手術はキャンセルよ。救急外来へ行け」っていう返しのみでした。「担当の医者と話させてくれ」「医者はまだ来てない」の押し問答になりました。

 

自分がパニックになっているからか、自分の英語能力が不足しているせいなのか、言いたいこととがちゃんと伝わっているのか不安になり、自分に不甲斐なさを感じました。

 

結局、入院時間過ぎてしまい、病院から電話が来たのが、マレー系の優しい女性で、「救急外来に救急車呼んで向かってね。担当の先生は今日は何件か手術予定になってるから、救急外来から入院して、担当の先生とはそこで会えるから、大丈夫よ。」と言ってくれました。

 

その後、担当の医師がオットくんに電話してくれて、「体調次第だが、明日手術が出来るようにアレンジしておく」と言ってくれました。

 

オットくんは、それを聞き、「救急車は呼びたくない。少し寝かせて欲しい。」といい、11時過ぎにタクシーで病院に向かいました。

 

下剤 laxative

術前準備 preparation before operation