大腸癌の闘病を支える健闘ブログ+病院英語

シンガポール人オットくんが大腸癌になりました。異国での治療に驚きあり、戸惑いあり。病院で使う英単語もシェアしたいと思います。

がん患者の家族は...

疑問に思うのは、がん患者の家族の仕事です。

皆さん、どうしているのでしょうか。

 

うちの場合は、貧血がかなりひどく、病院に付き添いする必要がありました。そして人工肛門の手術後、外食というチョイスはしばらく無く、誰かが食事を準備しなければいけませんでした。

 

診察の時は半日または一日のお休みをもらい、付き添いしました。手術の当日と翌日はお休みしました。放射線治療が始まって病院付き添ったときは、Circuit breakerで仕事もヒマだったので、フルタイムの仕事を午前中半日に減らさせてもらいました。そもそも、半日勤務にさせて欲しいと言ったら、解雇になる可能性もあったりして。

 

私の仕事は一種のサービス業なので、私が休むと誰かにカバーしてもらわないといけないのです。幸か不幸か、海外に出られないから誰もホリデーに行けず、同僚にカバーしてもらえたわけですが。これが通常時だったら、どうなんでしょうか....
癌告知されたときは、「大変でしょう」と言ってくれますが、がん治療が長期化すると、常に助けてくれるとは限らないかと....どうなんでしょうね...

私も肉体的に結構疲れました。放射線治療の最終週に私が熱を出しました。介護者が病気になった場合、共倒れになることを実感しました。

 

勤務時間が激減したので、もちろん給料も減りました。家のローンなど支出はいつも通りです。これが長く続いたら、貯金を食い潰すなぁと思いました。

 

更に、具合が悪い時に一緒に居るのは、家族でも辛いです。ご飯準備しても食欲が無くて食べてくれないとか、体調が悪くて最低限しか喋れないとか....
家に1人でいるよりももっと孤独を感じたりもします。何かしてあげたいけど、何もできないとか....

私の精神状態は、病人の体調に左右されるんです。

 

具合が悪い時だけの間、もう少しの辛抱だと言い聞かせてやるしかないんです。病人を置いて逃げる訳にもいかないので。なんとか、やるしかないんです。

 

お金の心配、自分の仕事の心配。仕事と介護の両立で自分の体力面の問題。精神的に不安定になるけど、不安を患者本人にぶつけられないので1人で耐えるという、精神的問題。

 

というわけで、がん患者の家族も、いろいろと辛いんです。